青:マイナス 赤:プラス |
画像 | 名前 | 内容 | 参考 |
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ガラス 硝子 glass |
溶融状態にある液体を急冷却すると、一定の凝固点を示さずに凝固する非晶質の固体となるモノの総称。一般的には、ケイ砂、ソーダ灰、石灰石、ホウ酸などを原料とし高温で溶融して冷却すると生成される。 透明で硬くもろい性質を持つ物質。 | 黒曜石、勾玉(まがたま) | ||
せきえい 石英 quartz |
二酸化ケイ素からなる鉱物。六角柱状または錐状の結晶。無色または白色で、ガラスのような光沢がある。流紋岩・花崗かこう岩など多くの岩石の造岩鉱物や砂・礫れきなどとして多量に含まれる。 ガラスの原材料、各種窯業原料、装飾品料などに利用される。 | 水晶・・石英の大きな結晶。 | ||
うんも 雲母 mica |
六角板状の結晶をなすケイ酸塩鉱物。花崗岩などに含まれ、薄くてはがれやすい。弾性、耐火性が強く、真珠光沢がある。 電気製品に絶縁材料、分子膜との組み合わせることにより高耐圧の大型コンデンサーなどに使用されている。 | マイカ、きらら、うんぼ などとも言う。 | ||
もうはつ 毛髪 hair |
人の毛の総称 全身で約500万本、頭髪で約10万本 硬ケラチン(硫黄を含むタンパク質の総称)とよばれる線維性タンパクを主成分とした物質。 1本の毛髪で約100グラムをつるすことができる。側鎖は切れやすい。(枝毛を生じやすい。)水分をよく吸収する。 |
メラニン色素・・多いと黒くなる。 (純黒色、暗褐色、淡褐色、ブロンド (金髪) 、(赤毛) |
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ナイロン nylon |
ナイロン6,6は、1935年、デュポン社のウォーレス・カロザースが合成したポリアミド合成樹脂。 アジピン酸とヘキサメチレンジアミンを重合して作られる。 一方、ナイロン6(合成当時の名はアミラン)は 1941年、日本の東洋レーヨン(現・東レ)で星野孝平らにより合成された。 ナイロン6,6は絹、ナイロン6は木綿に近い肌触りとされている。 軽量で水分を吸う性質があり、登山用のロープとしても使われたが、突然切れるという事故が発生して問題になったことがある。 |
「石炭と水と空気から作られ、鋼鉄よりも強く、クモの糸より細い」 が当時のキャッチフレーズだった。 女性のストッキング用として使われたのが始まり ウインドブレーカー、スキーウェアなど冬用のスポーツウエアの衣類、 水着、釣り糸などに用いられる | ||
ウール 羊毛 wool |
羊から採取される繊維をいう。(羊毛)またはその織物、糸。 主成分はケラチン(タンパク質)。ケラチンは硫黄原子を含むみ、燃やすと特有の刺激臭がする。 羊毛以外の動物繊維、アルパカ、ラマ、ビキューナ、キャメル、アンゴラ、ゴート、カシミヤなどの毛もウールとして取扱うことがある。 |
羊は非常に昔から飼育されていた。 人類最古の集住遺跡(トルクメニスタンのアナウ遺跡)からも飼育されていたと痕跡がある。 |
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レーヨン rayon |
人造絹糸(人絹)、スフ(ステープルファイバー)といわれていた。rayonはフランス語で「光るもの」を意味し、光沢のあることから名づけられた。 世界初の人絹は、1884年にフランスのシャルドンネが硝酸セルロースから製造され、1889年のパリ万国博覧会に「シャルドンネの絹」として出品された。 日本の生産量は1938年(昭和13)に世界第一位。1955年(昭和30)頃から合成繊維の台頭により、急激に縮小していった。合成繊維と異なり風合い、耐候性、吸湿性などに優れているので、需要がある。 |
社名にその名を残す企業名 三菱レイヨン 東レ(旧社名東洋レーヨン) クラレ(旧社名倉敷レイヨン) 帝人(旧社名帝国人造絹絲) |
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きぬ 絹 silk |
カイコの繭(カイコガのまゆ)からフィブロイン(タンパク質)を主成分とする長繊維。美しい光沢をもつ。 繭糸を数本合わせて接着したのが生糸であり,繭糸から表面に膠着(こうちやく)しているセリシンを除いたのが練絹である。 乾燥していると摩擦で静電気が起りやすい。 |
綿や毛、レーヨンより密度が粗く吸水性がよい | ||
アルミニューム(アルミ) Aluminium |
アルミニウム(Aluminium:アルミニューム、アルミ) 元素記号:Al、原子番号:13、原子量:約26.98、比重:2.70(g/cc) 比較的良い熱伝導性、電気伝導性を持つ金属。 酸やアルカリに侵されやすい。空気中では表面に酸化被膜ができる事で侵されにくくなる。 軽量で、耐食性(酸化被膜)があり、快削性に優れる。 合金として広く利用されている。 |
アルマイト: 酸化被膜(理研:商標) ジュラルミン |
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もめん 木綿 cotton(コットン) |
綿(ワタ)の種子から取れる繊維。 綿自体のことを木綿(もめん)と呼ぶこともある。 綿はアオイ科ワタ属の多年草の総称で、木綿は種子の周りに付いている綿毛。主成分はセルロース。 伸びにくく丈夫であり、吸湿性があって肌触りもよいため、下着などによく使われる。 縮みやすいという欠点もある。 |
棉、綿(めん)ともいう。 摘み取ったものまでが棉(めん) 種を取り除いたものを綿 |
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てつ 鉄 iron |
元素記号 Fe 原子番号26。原子量55.85。 (鉄8 族(鉄族)に属する遷移元素。) 銀白色の金属。赤鉄鉱・磁鉄鉱・黄鉄鉱として地球上に多く存在する。酸素と反応して空気中で燃え,高温で水蒸気と反応する。 延性・展性に富んでおり、湿気のない空気中ではさびない。 強磁性または常磁性を示す。 古代より使われており,銑鉄・鋼など合金として広く用いられ,工業的にも最も重要な元素。 血液中のヘモグロビンなどの構成成分となるなど,生物にとって重要な元素である。 くろがね。 |
鋼(はがね) 銑鉄(銑鉄) 鋳鉄(ちゅうてつ) |
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アクリル acrylic resin |
アクリル樹脂、アクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エステルのポリマーで、透明性の高い非晶質の合成樹脂。 ポリメタクリル酸メチル樹脂(Polymethyl methacrylate)。略称PMMA)による透明固体材はアクリルガラスとも呼ばれる。 ポリメタクリル酸エステル樹脂は高い透明性・耐衝撃性があり、熱可塑形成・着色が容易であり広く使用されている。 擦ると特有の匂いを発することから匂いガラス(においガラス)とも呼ばれた。 アクリル樹脂は1934年ごろ工業化された。 |
ポリカーボネートなどと共に有機ガラスとも言う。 ポリマー:モノマー(単量体)が結合して鎖状や網状ことによってできた化合物、高分子 |
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きん 金 Gold |
原子番号79の元素。元素記号は Au。第11族元素に属する金属元素。 古くから人が知る固体金属である。 柔らかく、可鍛性があり、重く、光沢のある金色であり、展性と延性が高く、非常に薄くのばすことができる。(金箔、金糸など) 熱伝導、電気伝導ともに優れた性質を持ち、空気では浸食(サビ)されない。 熱、湿気、酸素など、化学的腐食(通常の酸やアルカリ)に対して非常に強い。 |
貨幣の材料や装飾品 金本位制 金メッキ 錬金術 |
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ぎん 銀 silver |
原子番号47の元素。元素記号は Ag。貴金属の一種。 常温での電気伝導率と熱伝導率、可視光線の反射率は金属中で最大。 光の反射率が可視領域にわたって98 %程度と高いことから美しい金属光沢(銀色) 延性および展性が高く金に次ぎ、1 gの銀は約2200 mの線に伸ばすことが可能である |
しろがね/しろかね(白銀) 太陽電池(ソーラーパネル) フィルム 鏡(蒸着) 銀イオンは強い殺菌力を示し抗菌剤として使用されている。 |
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ポリエステル(PEs) polyester |
ポリエステル(PEs) は多価カルボン酸(ジカルボン酸)とポリアルコール(ジオール)との重縮合体。 最も多く生産されているものはテレフタル酸とエチレングリコールから製造されるポリエチレンテレフタラート (PET) である。 PETのリサイクルマーク(SPIコード)は1である。 |
繊維、フィルム、容器など ペットボトル(ポリエチレンテレフタラート (PET) ) |
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ポリエチレン(PE) polyethene(英) polyethylene(米) |
1898年、ドイツのペヒマンがジアゾメタンを熱分解している際に偶然発見された。 エチレン構造を持つ高分子である。最も単純な構造をもつ高分子で、容器や包装用フィルム様々な用途に使用されている。 酸やアルカリに強い。 吸水性は低く、絶縁性が高い。 静電気を帯びやすい。 リサイクル識別表示マーク(SPIコード) 高密度ポリエチレンが 2、低密度ポリエチレンが 4 |
バケツ(ポリバケツ)、タンク(ポリタンク)、フイルムなど | ||
ポリプロピレン(PP) polypropylene |
1950年代、ドイツの化学者カール・チーグラーがチーグラー・ナッタ触媒を発見したことに端を発する。 カール・チーグラーはこのポリプロピレンの発見によって1963年にノーベル化学賞を受賞。 全世界でのポリプロピレンの生産量は62,052千トンにも及び、日本国内だけでも、その総需要は230万トンに達する。 ポリプロピレンは一般的にPPと呼ばれているプラスチック素材。、最も多く使用されているプラスチック素材。 引張強度、衝撃強度、圧縮強度に優れ、耐摩耗性にも優れている。耐熱性にも優れる。 |
洗濯機、タッパー、DVDケースなど | ||
塩化ビニール(PVC) polyvinyl chloride |
1835年、ドイツ出身の化学者ユストゥス・フォン・リービッヒと、フランスの化学者アンリ・ヴィクトル・ルニョーによって発見された。 1928年、アメリカのグッドリッチ社によって、現在の使用されているPVC(ポリ塩化ビニル、塩ビ)製造された。 合成樹脂(プラスチック)の1つ塩化ビニル(クロロエチレン)を重合したものである。 |
塩化ビニール、塩ビ、ビニールなどと呼ばれる。 軟質ポリ塩化ビニルはソフトビニール(Soft Vinyl)、ソフビと呼ばる。 |
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テフロン Teflon |
1938年に米国デュポン社の研究員ロイ・プランケットによって発見された。 クロロフルオロカーボン類の研究中に、テトラフルオロエチレンのボンベ内に固着した樹脂から発見された。 フッ素原子と炭素原子のみからなるフッ素樹脂(フッ化炭素樹脂)。 1946年に製品化され、テフロン (Teflon) という商品名がつけられた。 無極性であって、誘電率、力率共に温度、周波数に関係なく一定で極めて低い。 耐化学薬品性、ほとんどの有機薬品に対して侵される事がない。 耐熱性はプラスチック中最高でPTFEは-100℃~+260℃(長時間の使用に耐える) |
1946年に製品化され、テフロン (Teflon) という商品名がつけられた。 |